南西アフリカ事件①

ナミビア🇳🇦という国が、アフリカ大陸のいちばん左下の方にあります。

 

この国をめぐって起こされた裁判が、今回取り上げる南西アフリカ事件です。

そこで争われたのは、「委任統治」ってなに?ということでした。(おいおい説明します)

 

ナミビア🇳🇦は、1990年に独立するまで「南西アフリカ」という名前で、すぐ下にある南アフリカ🇿🇦の植民地でした。もっと遡ると、ドイツの植民地でした。

 

第一次大戦(1914~1919)でドイツは負けて、ドイツがもってた植民地は没収されました。

 

第一次大戦のあとヴェルサイユ条約が結ばれましたが、そこではドイツが今まで持っていた植民地の全ての権利を捨てました。(ヴェルサイユ条約119条)

 

そのドイツが捨てた植民地は、第一次大戦戦勝国で分け分けされます。

ただ、年々国際社会でも道徳が芽生えてきてたので、あからさまに植民地とかいうのは気が引けます。そこで、委任統治という制度が生まれました。

 

そして、ドイツの植民地だった南西アフリカは、南アフリカ🇿🇦の委任統治という名の植民地になりました。