次の国連事務総長⑤

今回、国連事務総長に選ばれたアントニオ・グテレス🇵🇹とはどのような人物でしょうか。

 

5年の任期で2017年から2021年まで、さらに慣例によって二期目も務めるとすると2026年まで国連をリードすることになります。

 

🇵🇹ポルトガル人男性であるアントニオ・グテレス(Antonio Guterres )は1949年にポルトガルリスボンで生まれました。現在は67歳です。生まれたころのポルトガルサラザールという独裁者の政権下にありました。

 

学生時代は工学と物理学を学んだらしいです。25歳で社会党に入党し、同年サラザール独裁政権が倒れ、民主制の下で政治家として歩み始めます。そして95年から2002年の8年、社会党政権でポルトガルの首相を務めました。

 

首相を引退して数年経った2005年、国連の道に入り、UNHCRのトップ、国連難民高等弁務官になります。

 

UNHCRでは大鉈を振るい、ジュネーブの本部官僚を大幅にクビ切りし、世界各地の紛争地に赴く実働人員を増やしました。

 

もともと社会党員なので弱者に寄り添う目があったんじゃないかと思います。

首相を8年も務めたリーダーシップも期待できますし、工学と物理と、サイエンスに造詣が深いのもポイント高いですね。見た目も優しそう。

 

今までの事務総長は外交官から外務大臣になった人が多かったですが、今回初めての首相経験者であり、生え抜きの政治家です。

 

国連事務総長は世界で最も不可能な仕事と言われますが、世界平和のためにがんばってほしいです。