過度の単純化

僕はよく「パソコンさえあれば…とか、大学卒業さえできれば…」といったように問題を一点に絞って、その問題さえ解決すれば大体うまくいくと考えがちです。

 

この過度の単純化も一発逆転的な思考です。この思考の要因はなんでしょうか。

 

本当にパソコンを買ったり、本当に大学を卒業できても、勉強や就職といった問題までもが一度に解決するわけではありませんでした。

短期間的な問題しか視野に入れられないという、問題把握能力の弱さが1つの要因です。

 

またこの思考は、唯一の問題解決の手がかりが今は手の届かないところにあるという、先延ばしの思考にすぎません。出来ない言い訳を自分から探しに行っているだけです。自発的な先延ばし欲求が2つめの要因です。

 

この2つの要因が、「〇〇さえあれば全部上手くいくのに…」という楽観的な考えを導いています。

 

ただ、自分の過去を振り返ると現実は一発逆転的に乗り切ってきました。たとえば、大学の単位は四年生で9割の単位を取って卒業しました。

 

一発逆転思考の1つ目の要因である、問題全体の把握能力の弱さは、モチベーションに繋がっている面もあります。

膨大に単位が残ってるのに、大学を卒業してさらに就職も大変だと思うと、なかなかやる気も出ません。「卒業さえ乗り切ればなんとかなる!」と思えたから希望を持って頑張れたのです。