今日はUNICEFの誕生日

iPhoneにブリタニカ百科事典のアプリを入れてます。無料だし、めっちゃお勧めです。

 

そのアプリに、今日は何の日?みたいなページがあって、今日12月11日は1946年にUNICEFが設立された日でした。

f:id:koyu42:20161211234438j:image ユネスコは子供の健康や教育の発展のための国連総会の下部機関です。

 

ユニセフは英語で"United Nations Children's Fund"で、

日本語では「国際連合児童基金」、国連の児童基金ですね。

 

ん!?

 

「I」も「E」も無い!”UNCF”じゃないか!!

と疑問に思いました。

 

実は、1953年に今の名称に変更するまでは

 

"United  Nations International Children's Emergency Fund"、

 

日本語で「国際連合国際児童緊急基金」でした。

 

日本語だと「国際」が被ってますね。

 

第二次大戦後の緊急援助の必要性がなくなって、活動も拡大したのでInternationalとEmergencyを取って名称を変えたのですが、"UNICEF"という略称はそのまま残したのです。

 

最近はもうあまり見ませんけど、日本国有鉄道がJRになっても「国鉄」と以前の略称で呼び続けるおじいちゃんみたいなものですね.......笑

 

このユニセフ、本部はニューヨークにあります。

実は東京にもユニセフ東京事務所があって(日本ユニセフ協会とは別)、青山学院大学の向かいにある国連大学のビルに入ってます。

 

ユニセフの今のトップ、事務局長(Executive Director)は外交官出身のアメリカ人、アンソニー・レイク(Anthony Lake)さんです。

 

ユニセフの事務局長は、初代から今の第六代のレイクさんまで全員がアメリカ人です。多分ユニセフの事務局長はアメリカ人が勤めるというのが慣例化しているのでしょう。国際機関ではわりとそういうことがあります。

 

たとえば日本が主導して作った、アジア開発銀行(Asian Development Bank, ADB) の総裁(President)は歴代日本人です。

 

ユニセフもアメリカの主導で作ったのかと思って調べてみると、ポーランド人のルドウィク・ラフマン(Ludwik Rajchman)という人がユニセフの父と呼ばれているようです。

 

たぶん最初にアメリカがポンと資金を出したから、アメリカがずっと事務局長を務めているのだと思います。