伊レンツィ首相が改憲に失敗

昨日イタリア🇮🇹で憲法改正国民投票やってました。

イタリアにも日本と似たような上院と下院があるんですけど、日本でいう参議院みたいな上院の権限をちっちゃくするための国民投票で、承認されなかったらレンツィさんは辞任すると約束してました。で、負けました。

 

レンツィさんは親EU派の改革派ですが、イタリアでもM5SとかいうアンチEUの極右ポピュリスト政党が存在感をましてきてます。EUどないするんやろ。EUは国際法的にめっちゃおもしろいので残ってほしいです。

 

日本のメディアは憲法改正を真剣に議論するんだったら、先進国の改憲議論をもっと伝えてほしいです。

 

イタリア憲法にも、日本の9条みたいな戦争否認条項があります。

イタリアも日本と同じく第二次大戦の負け組ですしね。

 

イタリア共和国憲法

第11条(戦争の否認、主権の制限)から抜粋

 

イタリアは、

《他の人民の自由を侵害する道具としての》、また、

国際紛争の解決の手段としての》

戦争を否認する。

 

第78条(戦争状態)

 

両議院は、戦争状態を決定し、政府に必要な権限を付与する。

 

参考 日本国憲法 第9条 

 

①日本国民は、

正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、

 

「国権の発動たる戦争」と、

「武力による威嚇 又は 武力の行使」は、

 

国際紛争を解決する手段としては》、

 

永久にこれを放棄する。

 

②《前項の目的を達するため》、

 

「陸海軍その他の戦力」は、

これを保持しない。

 

「国の交戦権」は、これを認めない。

 

※カッコは私がつけました