コンサータを切らさないために

僕はADHDなのですが、ADHDに出されるコンサータという薬を飲んでいます。

 

ADHDの症状は、ドーパミンという脳内の物質が普通よりかなり少ないことが原因だと考えられています。

 

コンサータは、そのドーパミンをふつうレベルに増やす薬です。

 

コンサータが切れると薬をもらいにいくことも難しくなるので、とにかく薬を切らさないようにしたいのです。

 

それなのに、コンサータをもらいにいくのはいつも無くなってからなのが現状です。

 

この原因には、面倒くさく薬が高い(一万くらい飛ぶ)ことから先延ばしにしたいという欲求があります。

 

この無意識の先延ばし欲求を背景に、「まだ薬は残っているはずだ」という希望的な見込みが強まります。残数の認知に歪みが生じます。

 

その問題への対応を考えます。

まず、先延ばし欲求を軽くするためには、薬をもらう面倒くささを軽減し、薬を安くすることが考えられます。

 

薬をもらう面倒くささの軽減についての検討は、次回に回します。

まず薬を安くすることを考えます。

すでに健康保険に入っているため三割負担ですが、自立支援医療制度(?)を使うか、障害者手帳を取得すれば1割負担になって1/3まで支払いが安くなります。自立支援なんちゃらが現実的なので、この方法でいこうと思います。

 ※自立支援医療制度については、いままで経済的な目的でしか検討していなかったので、薬を貰う心理的ハードルを下げるために検討するのは新たな発見でした

 

次に、「まだ薬は残ってるはず」という無意識の認知の歪みに対処するために、コンサータの残数を定期的に数えることを考えます。

 

毎日コンサータの残数を数える習慣を作れれば一番良いのですが、面倒くさくて絶対続かないでしょう。

 

そのため、週に一回月曜日に残数を数えたいと思います。

 

加えて、残り〇錠になれば問答無用でもらいにいくと決めておくことで、先延ばしを防ぐことができます。

一週間ちょいの余裕を持って、10錠を下回ればもらいにいくことにします。

 

さらに自分の意思だけでは達成がむずかしいので、月曜日に父親に「コンサータあと何錠」のこってる?と聞いてもらうことにします。

 

以上から、

自立支援医療制度を申請して診察への抵抗感を減らす

 

・「毎週月曜日に父親コンサータの残数をLINEできいてもらい、10錠を下回っていればその場で病院に電話し火曜日に予約し、もらってくる」ことを原則とすることで認知の歪みに対処する

 

という対策を取ろうと思います。

 

 

 

 

 

神戸へ

ここ数日、何もできませんでした。

主に就活についてですが。

 

クローズドな選考のエントリーシートも書かず(エ〇〇)、

一次面接に通った企業のエントリーシートも書かず(ソ〇〇)、

エントリーシートが通った会社のSPIの予約もせず(エ〇〇)、

予約した合同選考会にも行きませんでした。

 

行かなかったのか、行けなかったのか。

自分でもよくわかりません。

 

最も大きな原因は、コンサータというADHDの薬がなくなってしまったことです。

 

薬が切れると、薬をもらいにいくのもなかなか出来ないから大変です。

 

本当は無くなる前にもらいに行かないと行けないのですが。

 

今朝、何も出来ずに悲しんでいるところ祖母と伯父が訪ねてきてくれて、アクションを起こすきっかけをつかめてよかったです。おかげで今、神戸に帰る新幹線に乗っています。

 

 

ファーストステップの踏み方

僕は、物事に取り組み始めるのが苦手です。

 

就職活動で大変なのは、エントリーシートが書けないことです。

公務員試験が合格までいけたのに、どうしてこんなに民間就活に苦労しているのかを考えると、ほとんどエントリーできていないのが問題です。

 

公務員試験と民間就活では、ファーストステップの大変さが全く違います。

 

公務員試験では、ネットで適当に個人情報を打ち込んで申し込むだけで終わります。志望動機など求められません。試験勉強はなかなか出来なくても、試験の当日が来たらとりあえず受けにいけばいいのです。

 

面接などは筆記に受かってから考えたらいいのです。しかも、筆記に受かった段階でそれなりに選考プロセスが進んでいるのでヤル気も出ます。

 

一方、民間就活ではファーストステップが「志望動機」なのです。「いままで頑張ってきたこと」なのです。これは頭を使わなくては書けません。その業界が、その会社が求めていることをオーダーメイドで書かなくてはなりません。

 

それだけがんばっても、いつ落とされるか分かったものでなく、徒労に終わる可能性も高いのです。だからヤル気も出ないのです。

 

このファーストステップの大変さの違いから、民間就活に苦労しているのです。

 

 

そう、エントリーシートが出せないのです。

面接はまあまあ得意なのですが、エントリーシートが書けません。期限ギリギリになってエントリーシートを出して面接に進んでも、面接は基本的にエントリーシートをもとにすすむため、志望動機などの完成度の低さがアダなって落ちます。

 

 

 

 

 

過度の単純化

僕はよく「パソコンさえあれば…とか、大学卒業さえできれば…」といったように問題を一点に絞って、その問題さえ解決すれば大体うまくいくと考えがちです。

 

この過度の単純化も一発逆転的な思考です。この思考の要因はなんでしょうか。

 

本当にパソコンを買ったり、本当に大学を卒業できても、勉強や就職といった問題までもが一度に解決するわけではありませんでした。

短期間的な問題しか視野に入れられないという、問題把握能力の弱さが1つの要因です。

 

またこの思考は、唯一の問題解決の手がかりが今は手の届かないところにあるという、先延ばしの思考にすぎません。出来ない言い訳を自分から探しに行っているだけです。自発的な先延ばし欲求が2つめの要因です。

 

この2つの要因が、「〇〇さえあれば全部上手くいくのに…」という楽観的な考えを導いています。

 

ただ、自分の過去を振り返ると現実は一発逆転的に乗り切ってきました。たとえば、大学の単位は四年生で9割の単位を取って卒業しました。

 

一発逆転思考の1つ目の要因である、問題全体の把握能力の弱さは、モチベーションに繋がっている面もあります。

膨大に単位が残ってるのに、大学を卒業してさらに就職も大変だと思うと、なかなかやる気も出ません。「卒業さえ乗り切ればなんとかなる!」と思えたから希望を持って頑張れたのです。

一発逆転思考

今日まで全ての音信を取らなかったのですが、おばあちゃんと伯父さんがゲリラ的に自宅に来てくれたお陰で、再起動するきっかけがつかめました。

 

電話を取らずLINEに返信しなくとも、「こんなことはいつまでも続けられない…!」と常に思っています。

 

それでもなかなか連絡できません。「一度に全部返信しよう」という僕の中の考えが、返信のハードルを上げています。

 

一日に母親だけとか、一件ずつこなせばもっとやりやすいと思います。

 

「困難は分割せよ」とデカルトか誰かが言ってましたが、問題は僕の「一発逆転思考」が根っこにあります。

 

なぜ、自分が問題を分割して考えずに一度に全部こなそうとするのか。

そこには、物事すべてが相互に絡み合っているという価値観がありそうです。仏教の縁起説や複雑系、相互依存みたいな感じです。

 

「限られた問題だけを対象にした分析は現実を捉えていない」そういう僕の態度はたしかにある意味一番正しいのかもしれません。

 

しかしそれは、単に自分が物事を分割し、問題を分析する能力が低いだけでしょう。もっと上手い人がやれば、ほとんど問題が生じない程度に上手く分析できると思います。

 

さらに、僕の一発逆転的な、思考は、自分が行動を起こさない言い訳にしている相互依存的な価値観にも、実は反しています。

 

数多くの問題が相互依存的に絡み合っているとしても、現実に起こせる行動は1つずつ。一発逆転といっても、問題解決のプロセスを一つ一つこなしていくのに違いはありません。ただそれぞれのプロセスの間に時間差をあけるかあけないかの違いだけです。

 

さらに、問題が相互依存的に絡み合っているのだとしたら、問題をとりあえず一つ解決することは他の問題を解決する呼び水となるでしょう。

 

音信不通の時、友達Aに返信せず友達Bだけに返信したとして、友達Aから責められることがあるとは思えません。

 

これが借金のような話だと、「Aに返したんだったら俺にも金返せ!」とBがいって来ることもあるかもしれませんが、連絡といった人間関係ではありそうにない話です。

 

むしろ、Aに連絡を返したことで、Bにも連絡を返しやすくなるように思います。

 

つまり数多くの問題が絡み合っていると考えても、一つの問題に取り組んでみることは、むしろ他の問題解決を容易にする効果があると考えて良いと思います。

 

 

以上、「LINEの返信は全て一度にしなくてはならない」といった一発逆転的な思考について考えました。

 

まず、それは問題の分割が苦手なことによる逃げであること。

次に、一発逆転は問題解決のプロセス間の時差が小さいだけであって、実際は問題全体に同時に取り組むことはできないこと。

最後に、問題が相互に影響すると考えても、一つの小さな問題を解決することは他の問題解決をむしろ容易にすること。

以上の3つです。

 

こう考えて、少し楽になりました。返信できてないあの人やあの人に連絡しようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音信不通の結果

今朝8時くらいに起きてだらだらしていると

「ピンポーン」

とインターホンの音が鳴りました。

シャワーもしてないし、服もジャージだけど受話器をとると

「おばあちゃんです」

と。

 

慌てて玄関に出てドアを開けると、おばあちゃんと、その後ろに伯父さんがいました

(゚ω゚)

 

実は、この5日間ほど音信不通にしていたのです。母親、父親からのLINEや電話も通知を切ってました。

 

息を吐くように手紙を出す(すごい!)おばあちゃんからは、もう4通ほど手紙が来てます。未開封ですが。

 

三年ほど前に同じように音信不通にしたことがあります。その時は心配した母親が、この部屋に突然やって来ました。なので、もしかすると母親が来るかもしれないなと思っていました。

 

しかし御歳86歳のおばあちゃんが来るとは。それも伯父さんも一緒に。

 

伯父さんはとてもしっかりした人です。普段交流はないので突然のことに緊張します。

 

「お〜元気でよかった!」と伯父さんは言って、部屋に入ります。小さな僕の部屋で伯父さん・おばあちゃん・僕の3人が向き合います。

 

「お母さんが心配してるから電話かけたって」と伯父さんが僕に促します。伯父さんは母の兄なのです。

 

突然の事態に縮こまりながら、母に電話をかける僕。ワンコールで母が電話に出ました。「よかったぁー、心配したよ」と母。泣いています。

 

申し訳なさしか無い。

 

伯父さんは僕を怒ることなく、就職について語ってくれました。

そう、僕は職がなく困っているのです。先月に国家公務員試験官庁訪問に失敗してから就職活動に身が入らないのです。

 

伯父さんは大手百貨店に勤めているのですが、「伯父さんも就職は失敗してなぁ。一番はシャープとか電機メーカーに行きたかったんだ」

 

と何十年も前に自分が就職した時の経験を語ってくれました。

 

近所のデニーズでお昼をごちそうになりました。「伯父さん、おばあちゃんありがとう。今日帰るね」と約束したので、今日実家に帰らなくてはなりません。 

 

 

 

 

 

官庁訪問の顛末

最後の最後に落とされました。

 

もともと志望していたいわゆる某五大官庁A省(一日目に訪問)から、

官庁訪問中に別の某五大官庁B省(二日目に訪問)に志望を変えました。

 

B省では非常に評価されました。

知らなかったのですが、B省は説明会の参加や1日目に訪問することなど、非公式な評価要素を非常に重視するところのようです。知らずにB省を第1・2クールの二日目に訪問した僕ですが、すいすいと進み、第3クールにのこりました。

 

通常Bでは第2クールで評価がほぼ固まり、第3クールで切られることはありません。第3クールに訪問していた人は、僕以外全員実質内定を伝えられていて、あとは僕をとるかとらないかという一点だったようです。

 

控室では他の志望者(内定済)に人事の対策を伝えられたり、一緒に志望動機を練るのを手伝ってくれたりと、もう同期になるような感じでした。

 

しかし、最後の最後で採用の実質決定者との面談で、落とされました。

 

B省は非常にやめないことを重視するため、志望動機を重視するようです。私がこれまでずっと目指していたA省からなぜB省に変えたのか。つまるところその理由、僕の行動原理に納得してもらえませんでした。

 

能力、人柄はもうしぶんないし業務への関心もあるから採用したい。ただ好奇心が広すぎるので、またほかのところへ行ってしまうのではないかという、リスク。そのリスクをとるのにふんぎれなかったそうです。

 

これまで説明会に足しげく参加していたり、第一クール1日目に訪問していたら採用していたらしいです。採用担当が上司を説得する材料になったのかもしれません。

 

たしかにやめられるリスクはあるが他の人が苦労するような壁を難なく乗り越えてくれるのではないかと言って、僕を採用するよう意見してくれた方もいたらしく、それは本当に嬉しいです。

 

自分が本当に異色なんだなあということを認識させられました。もっと内省して軸を作れと言われました。これから仕事探さないと。