金持ちは長生きする?
経済格差は寿命の格差につながっているのでしょうか?
金持ちだと、生活レベルは高く、良いものを食べ、上質な医療サービスを受けることができるでしょう。よって、寿命も長くなるのでしょうか?
スタンフォード、MIT、ハーバードの研究者らが共同で、2001~2014年にかけて延べ約14億人の米国人を対象に所得と死亡率の因果関係を調査しました。
その結果が発表された『米国医師会雑誌(JAMA)』収録の「貧富による寿命の格差」によると、
男性については、上位1%の超富裕層の平均寿命は87.3歳なのに対し、下位1%の最低所得者の平均寿命が72.7歳です。
平均で14.6年もの寿命の格差が生じていました。
そして女性も、上位1%の平均寿命が88.9歳なのに対し、下位1%の平均寿命は78.8歳です。
平均10.1年の格差です。
平均ですらこんなに差があるとは驚きです。
投機的リーダーシップ
政治学の理論で、リーダーシップ論というのがあります。
リーダーシップ論の中でも、社会を取り巻く状況に応じてリーダーシップは発揮されるとする、状況理論というのがあります。
社会が安定していると、社会を安定させるような、ちゃんとした(?)リーダーが求められますが、
戦争など社会をが混沌とした状況では、人々の不満を汲みあげるポピュリストや、逆に新しい価値観を掲げる新時代のリーダーが求められ、出現するというのが状況理論です。
まあそんな気はしますよね。
社会状況の安定期
①伝統的リーダーシップ
②代表的リーダーシップ
社会状況の不安定期
③投機的リーダーシップ
④創造的リーダーシップ
状況理論では、リーダーシップは①〜④の4つに分類されます。
①伝統的リーダーシップはわかりやすい。村長みたいなイメージです。むかしからのしきたりに頼ります。既成の社会秩序を維持します。
②代表的リーダーシップは、いわゆる普通の政治家。民主主義の仕組みが想定しているリーダーで、既成の社会の秩序の中で利益を配分します。
③投機的リーダーシップ
社会の不満を爆発させます。ヒトラーとかファシストのイメージ。ユダヤ人など社会の「悪者」を作り出したり、戦争したりします。規制の社会秩序を壊します。
④創造的リーダーシップ
これは、社会が不安定になる中で、新しい価値観を提示して、人々を導きます。
明治新政府はこれに近いかなあ。
新宗教の教祖もこんな感じのことを主張して、社会の混迷期に出現しますね。
ヒトラーも新しい価値観を提示し、創造的リーダーシップを演出していたのだろうと思いますから、社会の不安定期に出てくる投機的/創造的リーダーシップは紙一重というか、分別に価値観が入ると思います。
しかしアメリカのトランプ大統領は投機的リーダーシップの感が強いです。
現代のスケープゴートになるのは誰なのか、ムスリムがそうならないように願いたいです。
生活を細かく分けてみた
朝起きてすること、夜寝る前にすることを細かく分解してリストにして書きました。
そうするとおろおろせずにこなせるので、無駄な時間が減りました。
着替える、とかシャワーする、とか。
セルリアンって何?
セルリアンはラテン語由来でスカイブルー(色)という意味です。(結論)
今日は久しぶりに渋谷に行きました。
渋谷駅の西口側、セルリアンタワーのあたりでぶらぶらしてました。
絵の具の色でもセルリアンブルーってありますが、セルリアン(cerulean)ってなんなんだろうと疑問に思いました。
結論は、セルリアンは空のラテン語系の言葉で、だからセルリアンブルーはスカイブルーとおおよそ同じ意味、空色です。
セルリアンタワーのマークがデザイン化された桐だったので、セルリアン=桐なのかとも思いましたが、そういえば桐は英語ではポーロゥニァpoulowniaだと思い出しました。
(以下セルリアン空から離れてポーローニャ桐の話)
ちなみに、このポーロゥニァという英語もラテン語由来で、もとももはAnna Pavlovnaという近代ロシアの姫様の名前からきてます。
このPavlovnaはロシア男性名パブロフの女性形でしょう。
さらに起源をたどれば、聖パウロ(セント・ポール Saint Paul)だと思います。
そうすると、桐はポールの木なんですね
ダイバーシティ
最近の流行語で、多様性・ダイバーシティという言葉があります。
お台場のショッピングモールも、ダイバーシティと名付けられてし。
(台場とかけている)
ところが、米・英のニュースなんかを聞いてると、
ダイバーシティでなくディバーシティと発音されることが圧倒的に多い。
ダイバーシティの方が英語っぽい気がするんですが、なんでなんでしょう。
逆に、migration(移住)はミグレーションとずっと読んでたのですが、ネイティヴのニュースではマイグレーションと読まれてます。
ちなみに、immigration(移住、移民)はイミグレーションで、
私はmigrationも同じだろうとおもってミグレーションと呼んでました。
migrationとimmigrationの違いは、migrationが方向性を伴わないのに対して、immigrationは「自国に」(in)という意味が加わっているだけだと思います。
さて、今回のテーマは、
英語で"i"が、
diversityディバーシティのように「イ」
とだけ発音されたり、
migrationマイグレーションのように「アィ」と発音されたりすることがありますが、
その使い分けはどういう基準でなされてるんだろうな〜というところです。
たぶん、言いやすさとか言った時の気持ち良さでしょう。
たしかにディバーシティの方がなんか一発で言える感があって心地よい。
migrationは、immigrationとの聴き取り上の区別の必要性もあると思います。
サムスン副会長の逮捕
サムスンのイ・ジェヨン(漢字わからん)副会長が韓国で逮捕されました。
彼はサムスンを世界的な企業に成長させたイ・ゴンヒの息子です。
イ・ゴンヒはかなりの高齢のため、今も一応会長ですが、一線は退いています。
そのため、今回実質的なトップが逮捕されたことになります。
イ・ジェヨン副会長が逮捕された理由は、サムスン財閥の継承にあたって政府のサポートを取り付けるために、チェ・スンシルに金を出したというものです。
まだ逮捕されただけなので有罪・無罪は分かりませんが、業績の伸び悩むサムスンのブランドイメージを傷つけることは間違いありません。
イ・ジェヨンがサムスンの金を出したと疑われているチェ・スンシルは、
朴槿恵大統領の古い友人で、民間人にもかかわらず、大統領を通じて政府の政策決定に大きく影響を及ぼしていたとして、逮捕されています。このことで、朴槿恵大統領も弾劾され、大統領の権限が停止されています。
韓国は今も李朝(1392~)以来の儒教的価値観が色濃く残っており、身分的な序列が強く意識される社会です。
現代においても、生まれや学歴で身分が決定されています。このような実情は金の匙・銀の匙・土の匙と、諦めをもって皮肉られています。
(金のスプーンで育てられるような身分の高い家庭に生まれると、生まれた時から勝ち組という意味)
そんな韓国で、韓国発展の父と言われる朴正煕大統領の娘、朴槿恵大統領が弾劾され、
韓国経済を支配するサムスン財閥の後継者が逮捕される事態が起こっています。
このような現状は、一種の革命のように見えます。
この革命が日韓関係の情念的なわだかまりを解くきっかけとならないでしょうか。
次の韓国大統領には、北朝鮮に近く、極めて左派的なムン・ジェイン(漢字わからん)が当選するとの予測が大勢です。
極度の左派政権(対日強硬派)となったとしても、韓国国民の価値観が大きく変われば、いままでのような日本批判がこれまでと同様に韓国国民に受けるとは限りません。
また北朝鮮と近しいと言っても、現在の金正恩政権はマジで頭おかしいのでは……?と思うので、親北朝鮮的な政策は取りづらいと思います。
金正日の北朝鮮と接近した、左派の金正日政権の時代と比べても、親北朝鮮の戦中・戦後派世代が韓国で少なくなりました。
このように、北朝鮮の狂気と韓国国民の世代交代、加えて今回の韓国社会の革命的な価値観の転換という理由から、
韓国の時期政権が強硬な左派であっても、日本と生産的な関係を築こうとしてくれるといいなと思います。無理か。